読切集の表紙を描く際の途中の絵を以前ツイッターの方に流したので、ブログの方にまとめておこうと思います。内容はほぼツイッターと同じです。
(画像はクリックすると少し大きくなります)
まずラフをいくつか描きます。これ先日載せたら、ラフをカラーで描いていることを作家友達にえらく驚かれたのですが、シリーズ一冊目や単発物だと色のイメージがし易いようカラーで作ることもある、くらいで、それ以外の時はざっくり白黒でラフを描くことの方が多いです。
で、担当さんと色々相談して、1番を使うことにしました。こうして並べてみると1番地味な絵な気がしなくもないですが(滝汗)今まであんまり描いたことがない雰囲気のがいいなということで。
ただヒロインもいた方がいいよねとのことで、このあと奥にヒロインも追加しました。
線画を描きます。ペン入れからデジタルです。使っているソフトはSAI。塗りもほとんどSAIを使っています。
色を塗り分けます。塗り忘れがないよう濃いめの色で塗ります。この段階はかなりグロテスク。
塗り分けて透明部分を保護しておくとこの先の作業がとてもしやすくなります
目に髪ががっつりかかっているのは良くないだろう。と今さら気がつき修正。気付くの遅い。
少女漫画は目が命ですからね…
窓にうつる空も描きます。青LaLaに載った漫画なので青もどこかに入れたいなと思って。
さて、いくつか作らなくてはならない物があります。花と、原稿用紙と、コミックスの枠です。
まずは花。鉛筆でザカザカ描いたような荒いものにしたかったので、下書きをもとにザザっと描いていきます
続いて原稿用紙。原稿用紙は現物を見ながらIllustratorを使って作ります
コミックス枠を作ります。自分で作るスキルがないので素材集から拝借して加工します。植物のつるみたいなイメージ。
全部はめ込んで、後は色味を調整したり加工したりして完成です。
デジタルは人から教わったわけではないので、一般的じゃない描き方をしてる所もあるかもですが(汗)大体いつもこんな感じで作っています。
今回の絵が表紙の読切集「花咲きカノン」はただいま発売中ですので、興味のある方は是非本屋さんで確認して頂けたらと思います。ご購入頂けたらもっと嬉しいです。えへへ。
拍手下さった方ありがとうございました!